こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。
唐津もだいぶ冷えて来まして、ようやく紅葉(もみじ)も紅葉して
来ました。
もうすぐ冬がやって来ますね!
たまご色のケーキ屋さんも冬の商品が続々登場です☆
ようやく今年もガトーショコラをお出しできるようになりました。
ガトーショコラは確かに材料だけ見ればいつでもできるかも
しれません。
実際に季節に関係なくお出ししているお店も多いですよね。
たまご色のケーキ屋さんがこの時期にお出しするのはこの秋冬の
肌寒い季節にチョコレートのこっくりしたコクが美味しく感じる
というのが理由の一つにあります。
しかし、もう一つ大事な理由があって、この秋冬の乾燥して冷たい
空気がガトーショコラの要であるメレンゲの出来に大きく作用します。
と言いますのも、以前もブログで申し上げたのですが、真夏の
暑い日は、鶏にしてみれば過酷な環境です!
何しろ、僕ら人間と違いまして、 鶏は汗がかけません。
口呼吸で体温を下げるしかありません。ある意味ワンちゃんと
同じですね(^ ^)
しかも、ワンちゃんよりも過酷なのは毛ではなく羽毛に覆われて
いる事。
鶏たちは真夏にダウンジャケットを着ているのと同じなのです。
ですから、どうしてもパフォーマンスが下がってしまいます。
その為、夏場は鶏が体温を正常に保とうとしますので、
水をよく飲みます。
ですからどうしても卵の味が薄くなってしまいます。
これはどこの養鶏場の卵でもそうだと思います。
北海道あたりだともう少しマシかもしれませんが、
近年は北海道でも猛暑日が起きるくらいなので、
そ変わらないとは思いますが。
そして味が薄くなるというのは、色んなものが
薄くなるという事。
なので、ガトーショコラやロールケーキなどのに使う
メレンゲのしなやかさや泡気細かさが変わってしまいます。
こればかりはどうしようもありません。
ですから、レシピや調理の工夫で最大限に美味しくする
努力をしています。
このような理由がありまして、夏場にメレンゲが命である
ガトーショコラはお店ではお出ししないのです。
そして、ようやく今のこの乾燥した空気がしなやかで
きめ細やかなメレンゲを可能とします!
52%のクーベルチュールチョコレート
無添加の生クリームを配合して混ぜ合わせたものに
オランダ産の風味の濃いカカオパウダー(風味の穏やかなバンホーテンではありません)と国産小麦粉をブレンドしたものを混ぜ合わせて
いきます。
このチョコレートと粉類を合わせる工程はめっちゃ力が必要です!
いつも混ぜ終わる頃に手がつりそうになります(笑)
混ぜ終わったら、それは本当にねっとりした生地の出来上がり。
どれくらいねっとりかと言いますと、水飴や蜂蜜くらいです。
あまり想像がつかないかもしれませんが、バケツに水飴や蜂蜜を
入れて、ホイッパーで混ぜるところを想像していただけたらと
思いますm(_ _)m
というわけで、その蜂蜜並に硬い生地にしなやかに泡立てた
メレンゲを混ぜていきます。
このメレンゲが生地の成否を決めますので、ここでいかに良いメレンゲ
を立てれて、いかにメレンゲを潰さずに混ぜれるかが鍵になります。
メレンゲと水飴のように硬い生地では、生地の硬さがかなり
異なりますので、混ぜるのもコツがいります。
こうやってできたガトーショコラの生地をじっくりとオーブンで
焼いて完成です!
是非、この独特の軽いガトーショコラを食べてみてください♪
多メレンゲを
コメント