こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。
今日は卵とコレステロールの関係を
見ていきます。真面目な内容です。
・卵を減らしてもコレステロール値は下がらない?
以前、卵を食べるとコレステロール値が上がるという風潮が
あるために、健康な人でさえ卵を食べてはいけないと思い込み、
卵の素晴らしい栄養を摂取できてこなかった残念な歴史を紹介しました。
さて、血中のコレステロール値が高いと診断された場合、多くの人が値を下げるために
卵を控える栄養指導を受けてきました。その結果、大した効果がなく、
コレステロールは高いままです。それはなぜでしょうか?
卵を含め、肉などの食品から摂取するコレステロールは、血中のコレステロールの
3分の1だけで、3分の2は肝臓が再合成します。
特に家族性と言われる遺伝性の高コレステロール血症の人は、食べ物とは関係なく
人体が3分の2のコレステロールを日々作るので、食べ物を控えてもほとんど結果と
結びつきません。
コレステロールは脂肪の消化吸収に関与する胆汁の材料でもあります。
コレステロールが少ないと、食事の脂肪の吸収、排泄のコントロールができない
為に血中に高いまま残ってしまいます。
そして卵に含まれるレシチンが胆汁での乳化を助け、コレステロールがうまく消化
できるようにもサポートもしてくれます。
コレステロール値が高くて、卵を禁止されている人たちが卵を食べれない事で
コレステロールのメリットを受けれない事は、もったいないと思います。
今まで常識だと思っていた事が、科学の進歩や研究による発見で変わっていって
います。自分の健康を守るのは自分自身以外にありません。
正しい情報を自分で選択しこの情報過多の時代をうまく生きていきたいものです。
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