こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。
今日は卵が鶏の体内で殻に覆われてから
産まれ出てくるまでのお話をしたいと思います。
鶏の体内では、卵の一番内側にある卵黄部分から作られ始めます。
そのため、一番外側を包んでいる卵殻は、一番最後の工程で作られています。
まず初めに、卵巣内で成熟した卵胞が漏斗に放出され卵管に入ります。
この卵胞が卵黄になります。
卵管に入った卵黄は、卵白分泌部で卵白に包まれる形になります。
その後、峡部(きょうぶ)と呼ばれる部分で卵白の周りに卵殻膜が作られ、
子宮にたどり着きます。
子宮粘膜からはカルシウムが分泌され卵殻膜の周りに付着して卵殻となり、
排泄腔から排出される際クチクラ粘膜が卵殻の周りを包み込みます。
このクチクラ粘膜が卵殻を覆って乾き、薄い層を作ります。
この層がクチクラ層と呼ばれるものです。
クチクラ層は卵に酸素は供給しますが、雑菌は通さない為
卵は痛まないのです。
ただ、卵を洗浄してしまうとこの層が取れてしまうため
クチクラ層がなくなった卵は痛みやすくなっています。
まさに生命の神秘ですね(^-^)
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