こんにちは。
みのり農場の麻生真司です。
1月に入り、ようやく冬本番の寒さに
なってまいりました。
たまご色のケーキ屋さんより、
今日は2点お知らせです。
まず、好評いただいている生リンゴのタルトですが、
今月29日迄で今季の販売を終了致します。
今季は生リンゴのタルトを贈答用としてもご利用いただきました。
オリジナル商品だけにとても嬉しかったです。
それと、もう1点が焼き菓子のご案内です。
ずっとバター不足が続いていますので、
ロールケーキやタルト生地、アーモンドクリーム、
カスタードクリームに使用する分を最優先にしていましたので、
ここ2年ほどは焼き菓子をあまり作らず、バターを
切らさないようにしていました。
バターの代わりに
マーガリン等は使いたくないので、
代わりにココナッツオイルを使用した
クッキーやパウンドケーキを作って新たな安心して
美味しく食べれる焼き菓子も開発しました。
今回、バターの入手にある程度のメドがつきましたので、
焼き菓子を本格的に再開いたします。
写真はフィナンシェです。
レシピと作り方を大幅に変えました。
ベースとなっているのはパリで修行した方に教わったレシピ。
アンリシャルパンティエと同じだそうですが、
本式の作り方はバターが入った鍋をを火にかけて、
そこまで焦がすの?っていうくらい澱が真っ黒になるまで
焦がします。その方が酸化しにくく味が変わりにくいそうです。
しかもアーモンド粉ではなく、ヘーゼルナッツ粉を
使い、しっかり濃厚なフィナンシェです。
たまご色のケーキ屋さんの焼き菓子は見た目は地味ですが、
素材の味わいがしっかりするものを目指しています。
レシピこそ教わったものと一緒ですが、バターを焦がす時は鍋に付きっきり
で絶えず混ぜ続けます。こうすることでバターの澱の成分も均一に綺麗に
焦がし、真っ黒ではなく、一番香ばしいポイントで止めます。
そこに新鮮な卵白と蜂蜜、砂糖と湯煎にかけながら混ぜたものを
合わせます。これをしっかり乳化させて、北海道産小麦粉と
アーモンド粉をグルテンが出ないよう合わせます。
バターを丁寧に焦がし、しっかり乳化、丁寧な混ぜで
素材が引き立つフィナンシェになっています。
シンプルな焼き菓子ですが、
素材も製法も妥協なしで作っていますので、
食べていただけたらその美味しさに驚かれるかも
しれません。
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