国内外の主要な美術館がコレクションしてあるという
黒田泰蔵さんの器には、
お花を習っていた13年間で、
先生がお持ちだった花器に
生け花を3回活けさせてもらいました。
初めて黒田さんの器を見たのは、
最初に働かせていただいた
東京都青梅市にある『黒茶屋』グループの
『井中居』さんです。
前菜やデザートの盛り込みで使われ、
総料理長が盛り込んでありました。
釉薬無しのマットな質感の白磁と
エッジのある造形は、
当時、10代だった私にでさえ
印象深く写っていました。
黒田さんのとても大きな鉢に、
クラッシュした氷を敷き詰め、その上に
切った青竹を小さい器代わりにして、
盛り込みに使われていたので、
盛り込みに使われていたので、
氷で結露した白磁と青竹のコントラストが
とても綺麗だった記憶があります。
マットな質感の白磁を表現された先駆者であり、
造詣が素晴らしかったので、
とても良い経験。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
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