『濃厚チーズタルト』再開と『夢かき氷』終売日のお知らせ

こんにちは。
久留米市『 nodoka 』の麻生真司です。

本日は、表題の通り『 濃厚チーズタルト 』の再開と、
２０２２年『 夢かき氷』の終売日のお知らせです。

まず、『 濃厚チーズタルト』ですが、
9月11日より再開致しました！
nodoka の『濃厚チーズタルト』は、以前からファンの方が多かったのですが、
久留米に移ってからは、唐津の時以上にご好評のお声をいただいております。

濃厚味わいなチーズタルト

nodoka の『濃厚チーズタルト』の特徴は、2つ
① アパレイユが濃厚

生クリームやチーズで濃厚さを
出すものはよくあると思いますが、
nodoka では カスタードクリームで濃厚さを出しています。
（もちろん生クリームやクリームチーズは、使用しております。）

久留米に移って１番変わったのは、
カスタードクリームや『絹ぷりん』に使う牛乳です。
唐津では地元の低温殺菌牛乳を使わせてもらっていましたが、
久留米ではお隣の佐賀県神埼市の脊振山に牧場を持ってある、
『ミルン牧場さん』のものを使用しています。

『ミルン牧場さん』はご自身で殺菌設備を持っていらっしゃるので、
全て自分の牧場の牛乳です。

『ミルン牧場さん』の牛乳は私がこの猛暑続きの夏に使っていて、
品質のブレを感じませんでした。
動物（植物も）は生き物なので、どうしても天候など気温の
影響を受けるもので、味わいが変化するものなのですが、
それが分からない位だったのです。

お盆明けの代休に『ミルン牧場さん』に日頃お世話になっている
感謝のご挨拶に伺って分かりました。
「涼しい！！」です。

その日は久留米市や佐賀市もご挨拶に回ったのですが、
車の気温表示を見ていると平地が33度なのに、『ミルン牧場さん』の
牧場は 26度！！なんと、７度も違うのです。
牛乳が美味しい訳ですね〜☆

『ミルン牧場さん』の牛乳に変えて作ると、
カスタードクリームのお味に牛乳が全面に出てしまって、

シュークリームにしても、『濃厚チーズタルト』にしても
そのままでは、なんか nodoka らしい味わいにならないのです・・・。

シュークリームや『濃厚チーズタルト』は皮やタルト生地とのバランスなので、
牛乳を変えただけでは、バランスが崩れてしまいます。
そこで試作を繰り返し、最終的になんと！カスタードクリームの卵黄の分量を
5 0 ％ 増量 しました！！！
しかも 5月からは、ウクライナ情勢で使っている放し飼い卵の価格が
税別で20％アップとダブルで材料費アップですが、
シュークリームの価格は移転前のままに据え置いています。

その理由は少しでも多くの方に、nodoka の味わいやこだわりを
知っていただきたいからです。
ただ、秋には再度値上げの予測も出ていることから、
心配しておりますが、なんとか年内は今の価格で販売したいとは
考えております。

そうやってカスタードクリームの味わいが格段にアップしておりますので、
アパレイユの配合を調整し直して、新たな味わいでお作りしております。

最初のお話に戻りますが、
生クリームやクリームチーズで濃厚さを出すのではなく、
nodoka ではカスタードクリーム＝卵黄のコクや濃度が決めてです。
卵黄に含まれるレシチンが濃厚ながら、ベタつかず胃もたれしにくい
食べ心地を作ってくれます。
新鮮な放し飼い卵の卵黄だからできる『濃厚チーズタルト』です。

② タルト生地はしっかり空焼き

一般的にタルトは共焼き（生のタルト生地にアパレイユを流し込み、
タルト生地とアパレイユを同時に焼き込む事）にされる事が多いのです。
メリットとしては、アパレイユとタルト生地を同時に焼きますので、
時間の短縮になる事。
デメリットとしては、アパレイユに触れている内側の生地は、
どうしてもサクッと火が入らずネチっとした生焼けに近い状態になります。
ここは好みもありますので、一概には言えませんが・・・。

nodoka ではまず、生のタルト生地を1時間ほどかけてじっくりと空焼き。
荒熱を取り、隠し味の別のクリームを絞ってその上から、
独自のアパレイユを流し込み、再度オーブンでじっくりと焼き上げます。

空焼きすると、時間はかかるので効率は悪いのですが、
タルト生地にしっかりと火を入れてますので、サクサクとした
タルト生地に濃厚な食感のアパレイユの対比を作る事ができます。

以上です。長くなりました・・・。

それと、２０２２年『夢かき氷』の終売日ですが、
9 月 19 日 (月) の祝日までとさせて頂きます。
今季も何度も召し上がって下さった『夢かき氷』ファンの皆様や、
遠方よりわざわざ足をお運び頂いたお客様も多く
有り難い限りです。