こんにちは。
みのり農場の麻生です。
ブログの更新が少し空いてしまい
申し訳ありません。
先日ですが、福岡に製菓用の機械を見に行きました。
手でしか実現できないことは手でやらないと
美味しさができません。
しかし、機械を使った方がいいことは
機械を使った方がメリットがあります。
例えば、スポンジの卵のホイップですが、
もちろん製菓用のミキサーを使います。
手で泡立てると時間もかかりますし、
一日にたくさん作るので、腕が持ちません。
しかし、泡だてた後は他の材料を手で混ぜます。
そういった合わせの混ぜは手の方が繊細ですし。
機械のいい部分は導入して、手の方が優れる場合は
手作業を徹底してやるようにしています。
今回の機械も新商品と絡んでいますので、詳細は
お伝えできませんが、手作業で行うよりも安全で、
安心なものを導入予定です。
危険ですとスタッフが怪我などあってはいけませんからね。
さてそんな福岡への道中、蕎麦が大好きな僕は
久しぶりに蕎麦を食べに行きました。
蕎麦が大好き過ぎて、自分でも蕎麦を打って、
出汁を引いて、返し(ざるそばのつゆの元になる出汁と合わせる醤油だれの事)も作り寝かせて完成させたりと、本格的すぎるくらいに
蕎麦は作れるので、そこそこのお蕎麦屋さんに行っても満足できない
のです汗
手打ち蕎麦は手作業のなせる技なので、
材料の吟味と打ち方で全く味わいが異なります。
関東は蕎麦の文化が高度ですが、やはり九州はまだまだ、
蕎麦を引き立てるつゆが出るところがまずほとんどありませんし、
値段を抑えるために原料の妥協も多いので、美味しいと
思えるところが少ないのです。
蕎麦の実を国産の美味しい品種を使い、
出汁に使う鰹節を旨味と香りが素晴らしい本枯れ節、
そんなシンプルな構成の材料を使用しますから
ちゃんとした蕎麦はどうしても価格がざるそばで900円くらいは
いただかないと採算が合いません。
今回、来たのは薬院にある「ひら川」さん。
蕎麦は福井県の在来種。
在来種は量は採れませんが、香り味わいが濃いです。
そしてお出汁もきちんと枯れ節の鰹。
麺は僕にとっては少し太めですが、十割蕎麦なので、
上手に打ってあると思います。
久々に美味しいお蕎麦をいただきました。
蕎麦は十割ですとグルテンフリーでもありますね♪
ちなみに蕎麦は水回しと言って、そば粉と水を合わせて、
一つにまとめてこねるまでの作業があります。
その作業は手でやった方が美味しいですし、
その工程が味を決めます。
今回は少し機械のネタなので、
機械の流れで話しますと、
僕はそのあとの生地の伸ばしや麺切りの作業は
機械でやってもいいと思っています。
機械の方が早いですし、打ち粉も少なくて済むので、
より蕎麦が美味しくなりますし、
麺切りも機械の方が麺が揃うので、茹で加減に
ばらつきが出ません。
そっちの方が神様レベルの職人さん出なければ
美味しいと思っています。
大変美味しいお蕎麦ご馳走様でした☆
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