こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。
お魚屋さんに新鮮な真鰯が置いてありましたので
美味しそうでついつい購入してしまいました。
そのまま刺身もいいのですが、基本青魚は身に水分が
多いのでそのままはあまり好きではありません。
ですので塩で脱水して、酢じめにしました。
これを醤油につけてもいいのですが(笑)
春なので木の芽味噌をつけていただきました。
木の芽味噌は、玉味噌と言って白味噌に卵黄、みりん、酒で味を整えた
コクのある味噌です。
そこに木の芽を摺った物と酢をを入れ味を整えます。
本当は青寄せと言ってほうれん草の緑を取り出して
味噌をきれいな緑色にするのですが、
今回は家庭用で味重視なので入れていません。
酢じめの魚に酢味噌の組み合わせ・・・。
醤油が出てきたのが江戸時代の話ですから
それ以前は茶事とかは味噌が使われていたはず。
冷蔵庫もない時代ですから、生の魚は酢じめなどにして
食べていたはず。
そうすると今日作ったこの料理は桃山時代とかで
千利休などが茶事で食べていた料理の向付(茶事のご飯のおかずのこと)
に近いのではないかと思いました。
しかもかなり美味しかった!!!
全く最新の料理ではないけれど味わいも
現代の料理に引けをとらないものでした。
大切にしたい文化です。
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