こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。
今日は卵型の不思議について話していきますね。
世界の建築物にも取り入れられている卵型のアーチは大変強度がある形で、
外からの圧力に対して強い構造になっています。
特に卵を長軸方向に立てた時には3〜10kg、平均5kg 程度の圧力に耐えることができますし、
短軸の方向でも3kg程度の圧力に耐えることが出来ます。そのため卵を10個均等に並べ、
板を載せておけばその上に30kgの体重の人が乗っても割れないらしいのです。
■季節・時期による強度の変化
鶏の卵の殻は、春から夏の暖かい時期に最も薄くなり強度も弱くなります。
これは暑さのため、鶏の呼吸数が増え卵殻を構成する炭酸カルシウムが作られにくくなるためです。
また、鶏の食欲が落ちるとカルシウムの摂取量が少なくなるため気温の高い時期の他、
食欲が落ちる老齢の鶏の卵の強度も落ちるといわれています。
また、卵管内で卵殻の周囲に付着した粘膜が乾燥すると共に石灰になり強度が増します。
卵の表面を触るとざらざらとした感触があるのは、このクチクラ化した粘膜です。
次回はクチクラ層について話していきたいと思います(^-^)
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