『たまご色のケーキ屋さん』は、NODOKA「のどか」という名前にて再スタートする事になりました。

『2022年4月20日に久留米市篠山町に移転オープン致しました。
皆様のご来店をお待ち申しております』

メレンゲに感動!

こんにちは!
みのり農場の麻生真司です。

東京に久しぶり(1年ぶりくらいです!)に来たわけですが、
以前はスイーツのお店もけっこう回ったりしてたのですが、
一般的な洋菓子はたまご色のケーキ屋さんのお菓子はどこか
ジャンルが違うので、あまり参考にならない事が多々ありました。

例えば、ケーキで言えばムース類は当店はほぼ作らないので、
買って食べても意味がありません。
ムースはクリームにピューレやチョコレートで色や味をつけたもの
ですから、柔らかいだけが身上なんですね。

その他のケーキも彩りや見た目が重視されて作ってあると
あまり参考になりません。

なので、今回は料理の食べ歩きがメインでした。
料理の方が見た目で作る事はないので、きちんと
食べた時の味のバランスを取ってあるので、
僕はそちらの方がお菓子を作るときに参考に
なるんです。

どこまで焼いたらもっと美味しくなるか?
どう味を組み合わせたら美味しくなるか?
といった考えです。
パティシエさんにこんな事言ったら
怒られそうですね(笑)

でも今回、鎧塚さんのお店以外にもう1軒ケーキ屋さんに買いに
行きました!

北綾瀬のアンプリルというお店。
ちょっと遠かったですが・・・。

本当は八王子のア・ポワンというお店に
行きたかったのですが、そのお店はご主人の
体調不良で3年ほど前に閉店してしまっていました。

ア・ポワンのご主人の岡田さんがお菓子や料理の専門誌に
載ってあるのを何度か拝見した事があるのですが、
卵や素材に対する考え方や姿勢がすごく共感できるのです!

彼のお菓子作りは「お菓子作りは料理と同じ!」という考え方。
まさに僕と一緒なのです。
といっても僕の場合、お菓子の経験なしで実家のお菓子屋部門に
入ったので、必然的にその考えで作るしかありませんでしたが(笑)

実際に彼のレシピや考えで作ったケーキはとてもおいしいです。
なので、ますます実際に行ってみて食べて見たい!という思いが
ずっとありました。

今回、東京に行く機会があり、お店の場所等を調べようと
ネット検索したら「閉店」の文字が・・・。
詳しくは僕も分かりませんが。

なので急きょ、ネットの情報を便りに元お弟子さんで独立された
北綾瀬のお店に来た訳です。

お菓子数点を買って翌朝ホテルで食べました。
本当は購入後すぐがいいのですが、夜食が量が多くてお腹いっぱいで・・・。
写真のケーキが少し崩れているのは、北綾瀬から新宿に戻る時に
満員電車で押したりされた時の衝撃です(笑)
精一杯守ったのですがこればかりは防げませんでした。
アンプリルさん、きれいに撮れないでごめんなさい!

美味しかったのは、ア・ポワンの名物の一つであった
ムラング・カフェ。
コーヒーのムースの上にコーヒー風味のメレンゲを焼いたものが
刺さっています。この状態でショーケース(冷蔵庫)に入ってますので
メレンゲはもちろん湿気ています。

これにさらに別の袋で同じコーヒー風味のメレンゲが乾燥したサクサクの
状態で添えられます。

ア・ポワンの名物だったムラングカフェ

ア・ポワンの名物だったムラングカフェ

コーヒーのムースは軽やかで甘さ控えめ。その上にクリームシャンティ(ホイップクリームの事)が
無糖で作って薄く塗ってあります。
この無糖のシャンティがミソだと思いました!
メレンゲはどうしても甘くなりやすいので、
この甘くないシャンティが口の中でメレンゲやムースと一緒に
なった時にちょうど良い甘味になるのと、口の中で違う甘味の
ものが合わさるので、常に噛んでいる間に変化が起きるのです。
食べる時の事まできちんと考えて作ってあるのが伺えます。

もう一つ美味しかったのはモンブラン。
これも福岡で言えばジャックさんと同じですが、
注文を受けて強めに乾燥焼きしたメレンゲにシャンティ、
栗のペーストを絞ったものです。

サクサクのメレンゲが入ったモンブラン

サクサクのメレンゲが入ったモンブラン

シンプルですが、メレンゲが軽やかでとってもおいしいのです。
サクッとしてとても空気を含んあだメレンゲ。
しかもこれまた無糖のシャンティが絞ってあるので
食べ飽きないんです。
本当に勉強になりました。

ただ、欲を言えば岡田シェフご本人のお店の物を
いただいてみたかったのが本音です(^-^)

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